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第131回 |
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『ゲド戦記』第2弾である。
いやな情報が業界に流れている。
出所がジブリに近い人間ということで信憑性があるとは思うが、筆者が直接に確かめたわけではないので、フィフティ・フィフティで業界内の話として判断してもらいたい。
その情報というのは、ジブリの御大である宮崎駿氏のことである。
すでに駿氏は、アニメを制作できるような状態にないというのだ。それが前作の『ハウルの動く城』の制作途中で露呈し、あのような体たらくのアニメ作品になってしまったという。
どういうことかというと、駿氏の右手が時々ではあるが仕事の途中で震えだし、細かな絵を描くことができなくなっているというのである。それが、時間経過と共にひどくなる一方という。それだけならまだしも、演出もできなくなっているというのだ。話のつながりを忘れてしまうというのである。
業界では「アルツハイマー」という病名まで流れ始めている。
もしそれが事実なら、ハウルの何とも骨の無い物語の展開も理解できるし、制作直後の雲隠れも理解できる。さらに言えば、ハウル以後、急に世捨て人のように「ジブリ美術館」の館長に身を引いた行動も理解できるのだ。
そのかわり、それまで「ジブリ美術館」の館長だった息子が急に台頭してくる・・・・・・そうなってくると、息子の台頭はハウルの頃からあったのではないのかとさえ思えてくる。
あの毒にも薬にもならないハウルの後半部分と、ゲドのもつ腰砕けの内容が余りにも似通っているからだ。同じ人間が作った臭いさえプンプンしてくるのである。
ハウルは、鈴木プロデューサーと駿氏の息子が一緒に後半部分を作り、その勢いのまま二人でゲドを作ったのなら、あの不自然なまでの監督起用の茶番も理解できる。今回の連発するジブリの駄作劇と見事に重ってくるのだ。
それにもかかわらず、鈴木PがTVで「次回作は駿氏が作る」という発言をしたようだが、もしアルツハイマーが事実であれば、次の観客動員を狙うための新たな嘘をついていることになる。
そのことが、『ゲド戦記』の原作者の怒りを買っている。
鈴木Pが、アーシュラ・K.
ル・グウィン女史との契約時に語った「二度と駿氏はアニメを作らないので、息子にさせる」という約束に完全に違反しているからだ。
おまけに、鈴木Pは「ゲド戦記のチェックは駿氏がやる」とまで約束したが、実際はノーチェック。これにはアーシュラ女史も呆気に採られている。いったいジブリは契約を何と心得ているのかという激しい怒りが彼女の文面からも受け取れる。
鈴木Pが、駄作の『ゲド戦記』が騒動になることを予測して、TVを通して「次回作は駿氏がやる」という仕掛けを作ったのだろうが、すぐに騙される日本人には通用しても、海外では完全な契約不履行となり、訴訟対象になる。
口先三寸と小手先だけで100億円近い興行成績を稼ぎ出した鈴木Pなら、アーシュラ女史を黙らせるため、興行収入の一部を契約金の上乗せとして払うことぐらいはやるかもしれない。
業界に流れる話が事実なら、「ジブリ」の時代は終わったといえる。■
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(06/09/18) |
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