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| 第110回 |
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2005年6月25日(土曜日)、東海大学に付属する名古屋の「東海高校・中学」で、タレントや著名人、あるいは医者や議員等々を招いた「サタデープログラム」が開催された。
私も出版社を通してお呼びがかかり、第3部(2:30〜4:00)の講師を務めたが、結局、盛り上がって5:00まで延長する結果になり、最後は門限の時間オーバーとなった。
中学1年生から高校生は勿論、大人も数多く出席し、三重県や埼玉県からやってくるつわものもいた。聞くとネットで講演会を知ったというから、やはりネットへの告知は無視できない。
講演会は、私の子供の頃からの逸話や、漫画家になるまでの不思議な体験談を通し、サイエンス・エンターテイナーを名乗るまでの様々な出来事を話した。
テーマが「浪漫サイエンス」だったため、UFO、UMA、怪奇、超能力、神秘、古代文明、宇宙、心霊について、各パートに関わる面白おかしい話を語ったところ、会場が盛り上がりついに延長1時間にも及んだ。
最後はサイン会となり、名残を惜しんでお開きとなったが、学校側からパート2もお願いするかもしれないと言われた。
東海高校は仏教系の学校で、宗教には信じられないほどに寛大である。サタデープログラムも生徒の自主性を重んじ、講演会費その他は全面的に学校が負担し、そのかわり、生徒が自分で講演者と交渉して段取りをさせる。
つまり、中高校生の段階から、社会的地位を築いた著名人や有名人と接触させるのだ。失敗は恐れないという。むしろ失敗から多くを学ぶという校風なので、生徒は失敗を恐れない。
閉塞感が支配する日本でこんな解放された学校が存在したことは非常に驚きで、今回の講師陣も、この校風に感心して講師を引き受けたと思われる。少なくとも私の場合はそうだった。
今回のサタデープログラムで7回を迎えるそうだが、講師陣の中には、ニューミュジシャンの川嶋あい、声優の小原乃梨子、漫画家の江川達也、お笑い芸人のレム色、電撃ゲーム大賞作家の橋本妨、フジテレビ・ドラマプロデューサーの関谷正征、声優・ミュージシャンのYURIA、アニメゲーム作家の田中公平、かわったところでイラク大使館参事官のムヒデン・アブドゥッラ、自民・民主・社民・共産の国会議員討論会(すべて敬称略)等々、非常に多くの講師が参加した。
莫大な費用は学校が負担し、それを年二度も生徒主体でプログラムさせ、直接交渉もさせる気概は並ではない。
私のところににも、男子学生が出版社を通して連絡をとってきて、東京駅で事前取材をしてきた。社会人顔負けの行動力で、事前に受けた学校側の話では、失敗してもそれが生徒の人生経験において必ずプラスになるという方針というから凄い。そこまで割り切れるところが、何でも過剰な庇護と、臭いものに蓋式で固められた日本の教育現場の現実から見て凄いのだ。
講師には必ず学生が付き添い、最後は校外まで送ってちゃんと見送る。
こういう学校で育った子供たちなら、日本の未来を任せてもいいと多くの講師陣たちは感じたはずである。講師をしながらじつは講師の方が多くのことを学ばせてもらった・・・・・そんな経験をさせていただいた。■
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| (05/06/27) |
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