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第82回
 2002年の正月は、とにもかくにも大変だった。大晦日も正月も全く無く、ただただ仕事をしていた。
 大晦日恒例の「紅白歌合戦」もリアルタイムで観ていないし、裏番組の「テレビタックル」も観ていない。

 ただ、ビデオデッキのフル回転で録画をしたものを、食事の時間などで今になって観ているだけで、「ゆく年、くる年」も最近になってから漸く観た次第。

 NHKが欧米人の真似をして、ロケット発射ではあるまいに“カウントダウン”をしていたのを知り唖然としたが、横浜港が舞台で船の汽笛が鳴る目安になっていたようなので今年だけは許すことにした。

 芸人は大晦日が暇なら来年は苦難の年とされるが、ある意味で本当のことである。
作家も同じことで、特に印刷所の正月休みで〆切がまとめて繰り上がってくる。最近では春のゴールデンウィークの〆切繰り上がりや、盆休みや夏休みの〆切繰り上がりで作家は編集者を含めて一年で三度も苦しめられる。

 まあ苦しむ方が暇よりも遥かにいいことなのだが・・・・中々ちょうどいいということが無い職種であることだけは間違いない。

 作家も人気商売という意味では間違いなく”水商売”と同じで、人気がある間は馬車馬のように疾走を余儀なくされる。

 特に漫画家の老化は凄まじく、六十歳を過ぎた段階で一気に老け始め、見た目にも七十か八十歳に見えてくる。

 どうやら人間というのは、あまりにも加速度を上げる生き方をしていると、命の燃料であるガソリンを早々と使い果たしてしまうようだ。

 人間はのんびり生きれば百二十歳近くまでは生きるように出来ているらしいが、大方はその半分で寿命を全うしてしまうらしい。

 少し愚痴っぽくなりはじめたので話を戻すが、とにかく飛鳥堂のスタッフも大変だったろうが、これほど忙しい正月を送ったのは私自身も五十二年の間で初めてである。

 不況の中でも、このように仕事が重なり、まとめて押し寄せてくると言うのは非情に有り難いことだ。

 しかしながら、年賀状も殆ど出せなかったので、これから書き始めるという次第。
正月三箇日、十日正月とは言うが、普通は長くともせいぜい正月は十五日までだろう。
まあ、飛鳥堂の正月は、今年に限ってだけはどうやら“旧暦”を使うことになりそうである。
(02/01/18)
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