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支局 |
第56回 |
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中国は、今、いつ尖閣諸島に強行上陸してもおかしくない状況にある。
強行上陸を決行せずとも、中国は闇に乗じて隠密上陸部隊を送り込むという手もある。
一旦、軍隊が上陸してしまえば実質的に中国の勝ちである。小屋を建て、砲台でも置けば中国領となるからだ。奪われる方がマヌケなのだ。
腰抜けの日本はアメリカに助けを求めるしか手がなくなるわけだが、日本が独りで中国に逆らえば、レアアースを完全に止められ、日本企業に謂れない圧力がかかり、邦人逮捕は日常茶飯事となる。
が、肝心のアメリカといえば、中国が銃も撃っていないのに「日米安保」を盾に反撃することも出来ない。さらに中国はアメリカにとって重要な貿易相手で、アメリカ国債も多分に持ち、国連の「常任理事国」でもある。先の大戦で大敗した日本と格が違う。
結果、アメリカは中国との正面衝突を避けるため、日本に譲歩を迫ることになるのである。
尖閣諸島を手に入れれば、次の中国のターゲットは沖縄になるだろう。琉球王国が中国の属国(実際は友好国)だった歴史を利用し日本から切り離すのだ。
いざとなれば「魏志倭人伝」を持ち出し、日本列島は中国の属国だったので、今の日本人は中国領から出て行けと迫ってくるだろう。笑い話ではない。腰抜け日本人に対し、中国人はこういうことでも平気でやってくる。
少なくとも沖縄を手に入れれば、中国は太平洋へ中国艦隊をいつでも出すことが可能となる。
さすがにここまでくるとアメリカは、何も出来ないマヌケな日本に沖縄を任せておけなくなるだろう。中国に取られるぐらいなら、沖縄を日本から切り離し、アメリカが居座る形で沖縄を独立させるだろう。かくして沖縄は無事に独立を果たすことになる。
これが国際的パワーバランスとしての一つの見解だが、実際こうなるかどうかは未知数だ。が、少なくとも中国が尖閣諸島を手に入れた場合、こうなる可能性が出てくる。
かくしてマヌケな日本は尖閣沖の石油の利権を失い、さらに疲弊していく。
平和平和と叫びながら今まで何の手も打たず、核アレルギー患者の言いなりに従った国の末路は惨めである。国際外交も知らない日本人は、気づいたときは全てが手遅れになっている。■
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(10/12/09) |
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