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| 第92回 |
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「ハイテクVSローテク」は、これからの戦争では嫌というほどお目に掛かることになる。
結論を言おう。いくらアメリカ軍が世界最高のハイテク装備でも、兵士が戦場で身を置く以上、ローテクなのである。人間自体はアナログでありローテクなのだ。だからローテク兵に対し、最新鋭のアメリカ兵が殺される事態も起きる。
これはハイテク戦車や最新鋭戦闘機でも同じで、そこに人間が乗っている以上、被害は皆無ではない。
アナログを忘れたハイテクは必ず敗北する。
たとえ莫大な費用でデジタル映像の大スペクタル映画を作っても、中身のストーリーや人間味の深さがお粗末なら、その映画は死んだも同じ。ハリウッドが最も注意するのはそこだという。だから何度も何度もスタッフミーティングで話を深め、矛盾の無いことを確かめて行く・・・・それでも駄作は生まれてしまう。
「膨大な制作費用で自分を見失うことのない監督を選べ」というのがプロデューサーの根本というから、デジタルの元がアナログであることをハリウッドはよく分っているということだろう。
しかし、キリスト教原理主義に異様に偏った新保守派の閣僚たちは、ハイテクデジタル兵器を魔法の杖のように勘違いしてしまったようだ。『新約聖書』には、イエス・キリストが再臨するまでユダヤ人はキリスト教に改宗しないことが記されている。
同様に、イスラム教を完全にアラーから開放しキリスト教化することも不可能なのだが、ブッシュ大統領を含む新保守派は、再臨までに異教を一掃するという狂気に走ってしまった。
これは、ハルマゲドンを演出した「オウム真理教」と全く同じケリッポトに落ちてしまったことを意味する。預言者という脳の無い原理主義の体は非常に危険である。それはイスラム教原理主義者にも言えることだ。
結局は、その原理主義が世界を亡ぼす「獣」を世に送り出し、最終戦争である「ハルマゲドン」を引き起こすのである。■
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| (03/04/04) |
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