|
支局 |
第63回 |
|
「電事連(電気事業連合会)」という悪の組織が存在する。官僚どもの天下りの巣で、東電や九電など日本中の電力会社を統括する。
一律15パーセントカットの節電を守らない企業に罰則を設ける法案を、民主党を騙して通し、電気が余って「計画停電」の必要も無い東京の夜に、わざと停電させた元凶でもある。
その異常さに異を唱えた、大阪橋下知事は、東電と無関係の関電が、15パーセントの節電協力を求めてきた際、証拠となるデータを見せろと門前払いした。
つまり、東電などが言っている危機は、1年間で僅か夏場の8時間だけのことで、それこさえクリアーすれば日本は電気が十分に足りているのである。
つまり、官僚と電気事業連合会が、東電などと手を組み、原発推進を固持するため仕組んだ大嘘ということである。
そこで関電に命じたのが、「大飯(おおい)原発」で起きた、謎の緊急炉心冷却装置(ECCS)を構成する蓄圧タンクの圧力低下トラブルである。これも嘘で、原発不要を証明すると豪語する橋下知事の足元を揺さぶる悪質なサボタージュだ。
この1号機、元々は、経済産業省原子力安全・保安院の最終検査を受けず調整運転を行いつづけ、電力供給を続けていた不法原発である。
今回の一件で、過去の不正行為の揉み消しと、橋下知事に従うと、夏場の電気確保が危なくなるよという、大阪府民と大阪の中小企業に対する、最も悪質な恐喝なのだ。■
|
(11/07/21) |
|
UP |
|
|