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| 第72回 『星の都・稲垣足穂』 |
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稲垣足穂(イナガキタルホ)というと誤解を受けそうだが、宮沢賢治でもなく、江戸川乱歩でもなく、何とも幻想的で奇妙奇天烈な世界観を表現した作家である。
そのタルホの作品を集大成したのが『星の都・稲垣足穂』(マガジンハウス)だ!
タルホは「星と少年と宇宙を愛した作家」として知られているが、ちゃんと志代夫人がいた。
たとえば、タルホの幻想的世界は以下のような物だ。
「黒猫のしっぽを切った話」
ある晩 黒猫をつかまえて鋏(ハサミ)でしっぽを切ると パチン!
と黄色い煙になってしまった
頭の上でキャッ!
という声がした
窓をあけると 尾のないホーキ星が逃げて行くのが見えた
タルホの幻想世界は宝石の一カケラのような短編の美しさで、この世界はタルホ以外に創造できない。
二十世紀初めに発行された『一千一秒物語』は未だに衰えることはない。■
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