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第59回 『グリコのおまけ』
 誰もが知っている“グリコのおまけ”を集大成したのがこの本である。
その名もズバリ『グリコのおまけ』(筑摩書房)だ。
今、見れば「こんな程度の物で有難がったものだ」とは思うが、なにしろ当時は物が無かった時代である。
今の「チョコエッグ」のように、オマケが主で菓子が従の時代ではない。本来の主旨から言えば、現代の方がおかしいのだ。本末転倒とも言える。
当時は、あくまでも一粒100メートルのグリコのキャラメルが主体で、オマケは付録に過ぎなかった。
だから我々は、キャラメルを食べるためにグリコを買った。
オマケはあくまでもオマケだから、1日遊んで飽きればポイだった。それがオマケの運命だし、オマケはその程度でよかった。
言いかえれば今のオタクのように、コレクションまでして残そうとは思わなかったのである。
だからグリコのオマケは一般家庭では殆ど残っておらず、希少価値が高いともいえるが、仮にどこかから大量に出てきたとしても、元々粗悪品なので果してどれだけの価値があるものかどうか・・・・。
筆者は、こうした本や博物館で見るだけで充分である。
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