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飛鳥昭雄の漫画家人生
第24回  漫画記録ノート
 1965年、私が14歳で中学生だった頃、4歳〜14歳までの自分の漫画足跡を記した記録を抄録している。

 将来自分が作るプロダクションの名前も「アキカン・プロ」としていて、ロゴマークまで作っているから、漫画家になるのは本気だったらしい。

 A-4などの記号はファイルナンバーらしく、「おっちょこブトノ助」(小学4年生)、A-5は「いたずら けんちゃん」(小学5年生)である。
A-1は線画みたいで4歳と記している。最後は14歳の作品まで"自己復刻”させている。

 大きくなると自分の漫画歴を忘れるといけないため、一度、14歳の時点で過去を振り返ったのだろう。相当ませた子供だったようだ。

 どおりで作ったプラモデルの箱も、捨てずに全部残しておいているはずだ。

 「おっちょこ ブトノ助」の下にある卵キャラは「ローンレンジヤー」。
当時流行っていた西部劇のマスク・ヒーローだ。一緒にいるインディアンの口癖のセリフ「キモサベエ」が、差別用語とは知らずに皆でバンバン使っていた。

 この「おっちょこ ブトノ助」の卵型キャラは、高校卒業の頃、ひょんなことから『週刊少年サンデー』の目にとまる。

 その時の話は、また高校卒業時代にまわすが、基本的にこのキャラは、サントリーのアンクル・トリス(柳原良平氏)の変形だった。

 「いたずら けんちゃん」の説明については、次のように書いている。

 「これは『ぼくら』という雑誌にマーボーといういたずら好きのマンガを元としたもので、これは1つしか本当に作りませんでした。もう半分作ったものは、途中でイヤになりやめたのです。パパのマキ・・・これは今残っていない」

と、けっこう生意気なことを書いている。

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