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飛鳥昭雄の漫画家人生
第64回 切り絵
 私は切り絵を2作制作したことがある。

 その内の1作はSF雑誌の『スターログ』の「懸賞付イラスト募集」に応募したが、第二次選考で姿を消した。

 精密に切り抜いていったロボットの切り絵で、抜いた部分は下に貼った色紙が浮かび上がり、まるでステンドグラスのような仕上がりだった。

 結局、『ゼイラム』『人造人間ハカイダー』の雨宮慶太氏が、イラスト部門の賞を獲得した。

 中学校の修学旅行で東京タワーに昇って以来、1994年に二度目の東京タワーで、切り絵作家(武忠一氏)によって横顔を切ってもらった。

 正式には「紙切芸術」と呼ぶらしいが、確かに自分で見ても似ていると思う。

 一目でその人の特徴をつかむ技術は漫画家にも必要な才能で、何の道もそうだが、一つの道を極めるのは素晴らしいと思う。

 今もこの切り絵を見ると、大阪時代に『スターログ』へ応募した切り絵の記憶が蘇ってくる。

 そのうちに、最新版のあすかあきおの切り絵を制作するかもしれない。

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