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第66回 『見世物はおもしろい』
 今回は『見世物はおもしろい』(平凡社)である。
現在では人権問題にされるような人たちが、見世物小屋の中で様々なショーを見せた時代を扱ったグラビア本である。
勿論、生き人形、菊人形もあれば、曲芸もある。
巨大な籠細工人形(約30メートル)もあれば、像やラクダも登場していたというから、何でもありのごった煮の感がある。
エロ・グロ・ナンセンスの、一種の荒廃した時代の落とし子ともいえる大正時代にピークを迎える。
こういう何か後ろめたい感覚を秘めた「見世物」の世界は、もう一つの日本の文化史とも言えるだろう。
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