◆『関西と関東/こだわり解決読本』

回は『関西と関東/こだわり解決読本』(宝島社)である!
副題には、「関西人VS関東人どちらがエライか!?」や、「源氏と平氏の合戦以来」とか、「因縁の対決」とか、「怒涛の45番勝負!」等の厳しい文字が踊る。
しかし、実際読んで見ると、大阪人から見ても納得する優れもの。
関東に移り住んだ筆者にも、関東人の側から見ても十分納得できる内容ばかりで、18年ぶりの阪神優勝の年に仕掛けた編集部の頭の良さには脱帽する。
関東から関西に引越しした人間が受ける踏絵が特に面白く、関西人から見てもナルホド気付かなかったと納得してしまう。
特に優れものは、知っているようで知らなかった食い物と金銭感覚だった。
この本は結構深いポイントを突いていて、決してありきたりのおざなりにしない。
とにかく日本を分断する二大文化の対比だけに、非常に面白く読めた。
読んだ後、自分で賢くなれたと思える1冊である。■






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