◆『彼らが夢見た2000年』
『彼らが夢見た2000年』(新潮社)は非常に面白い本だった!
百年前の人々が2000年のミレニアムはこういう世界になっていると思い描いた図版集で、好き嫌いや是非は別にして相当頭が柔軟になる。
■高層マンションの上まで登ってくれる列車がある時代になっている!
■一人ずつ背中に超小型飛行船を背負い街を3D移動できる時代になっている!
■無数の気球を連結して上空に浮かせた上に家を建てた空中浮遊の町が存在している!
■好みの赤ん坊のデータを入力し自販機で購入できる時代になっている!
■大型の魚に乗って競魚レースを楽しむ時代になっている!
こういう未来が目白押しという本で、アメリカで出た本の日本版である。
同様のものは戦時中の日本にもあり、『機械化』という雑誌の中には、超弩級飛行船から発着する飛行機や、列車のように連結した陸上戦車母艦・・・等々。
そのデザインは非常にクラシカルで、宮崎駿氏も絶対に取り入れていると思われるものが多い。■





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