ビッグX表紙

■ビッグX/集英社/昭和40年(1965年)4月18日発行/130円/98ページ/B5版


■手塚治虫(故)は間違いなく天才だった!
現在の漫画ブームは、手塚氏がいなくても結局は到来したというようなレベルではない。手塚氏がいなければ決して到来せず、日本の出版漫画界は今ほど活況を呈していなかったということだ。
この「ビッグX」も私の好きな手塚作品の一つで、『少年ブック』(集英社)に「新撰組」(作・手塚治虫)の後で連載されたSF漫画だが、ちなみに私は「新撰組」の方も大好きだった。
鋼鉄の巨人になる薬品を開発したナチスの遺品を、正義のために使う少年の物語だが、ペンシル型の注射器を打つシーンが”麻薬常習者”の行動を連想させるとして、アニメ版はドリンク剤になってしまった。
同じように「サブマリン707」(作・小澤さとる)などは、自衛隊が憲法違反という声にスポンサーが降板して頓挫。第1話さえTV放映されなかった・・・・。
NO.15