■鉄人28号/光文社 昭和33年(1958年)8月1発行/昭和35年7月25日12版/150円/118ページ/A5版


■横山光輝氏の「鉄人28号」は、手塚治虫(故)氏の「鉄腕アトム」と人気を分けるロボット漫画だった。いや『少年』(光文社)誌上では明らかに「鉄腕アトム」の人気を越えていた。(私も鉄人28号の方が好きだった)
その証拠に、『少年』の冒頭四色カラーページは殆ど「鉄人28号」で、色使いも非常に美しかったのである。
鉄人28号は金田正太郎が操縦するリモコンで動くロボットで、自ら考え行動するアトムとは違った前近代的ロボットだ。
「鉄人28号」のアニメソングにある”いいも悪いもリモコン次第・・・♪”という歌詞が問題視されていたことを懐かしく思い出す。
しかし、その鉄人28号から生まれた巨大ロボットの流れは、「マジンガーZ」(永井豪)や「機動戦士ガンダム」(日本サンライズ/安彦良和)へと受け継がれていくことになる!
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