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飛鳥昭雄の漫画家人生
第98回 徳川埋蔵金に挑戦!!
 1991年、穴を掘るだけで高視聴率を稼ぎ出す、世紀の“土方番組”がTBSでスタートした。
「徳川埋蔵金を追え!!」が、「ギミア・ぶれいく」で始まったのだ。
糸井重里氏を隊長とする埋蔵金発掘チームが、本格的に赤城山の麓にある水野家の敷地を掘り始めたのである。

 そのきっかけは、アメリカの超能力者ジム・ワトソンが、ここを掘れの鶴の一声。
筆者は、番組の第2回目に、推理作家である高橋克彦氏と井沢元彦氏と一緒に参加し、ワトソンの一声をリアルタイムで体験する。
 そこで、当時、「コロコロ・コミック」から「週刊少年サンデー」の編集長にスライドした平山隆氏に話を持っていき、即刻、「月刊少年サンデー」で漫画掲載することになる。
もし黄金が出れば、そのまま「週刊少年サンデー」に移行して連載することになっていたが、黄金を埋めた採掘跡や様々な物的証拠は出たものの、残念ながら黄金360万両(時価200兆円)だけは出てこなかった。

 この高視聴率番組の裏で起きた様々な事件は、TVでは公開できなかったが、謎解きの真相を含めて、『飛鳥昭雄ミステリー大全』(工学社)で詳細に掲載されているので、できれば参考にしてほしい。
 この時の発掘隊を取材しに、サンデー・ミステリー班が結成され、筆者を中心に赤城山へと押しかけたわけだ。 その取材内容が、「週刊少年サンデー」(1991年10月16日号/43号)で、特別取材第2弾として二色刷り4ページ企画で掲載された。
 第1弾は「増刊サンデー」(10月号)に掲載されている。
 黄金こそ出なかったが、結構楽しい仕事をさせてもらったと思っている。

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