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飛鳥昭雄の漫画家人生
第85回 学校の不思議探偵団
 平成8年(1996年)の「小学二年生」4月号から、『学校のふしぎたんてい団』が連載となった。

 原作は筆者で、挿絵は源京花さん。

 連載はお化けシーズンの夏を挟んで半年ほどつづき、ハードカバーの本にもまとめられた。

 編集長は黒川和彦氏、筆者のコロコロ時代の最初の担当だった人。

 同じ大阪終身で結構馬が合ったが、黒川氏は上品な北大阪地区の出身で、筆者はガラの悪い南大阪出身だった。

 東京でいう山の手育ちが黒川氏というところだろうか。実際に上品だったし、コロコロ編集部一のハンサム編集記者だった。

 単行本では『学校の怪奇たんてい団』にタイトルが改まったが、「トイレの花子さん」「髪がのびる人形」「むらさきの鏡」「きょうふの人面犬」「走る二宮金次郎像」が収録され、他にも「カラーグラフ」「エピローグ」「怪奇こぼれ話」などが加筆された。

 一冊850円で小学二年生が買うには高価だったが、当時の怪奇ブームに乗って何とかカンパケしたようである。

 ちなみに表紙の赤いランドセルの少女は黒川編集長の娘さんでした。

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