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飛鳥昭雄の漫画家人生
第84回 こわくなーい?恐怖特集
 『ぴょんぴょん』での仕事は文章が主だったが、結構楽しく仕事をさせてもらった。

 1989年(9月号)の「こわくなーーい?恐怖特集」も、監修協力の形で参加した。

 企画扉の右上に、丸縁の黒眼鏡をかけた筆者の写真が出ているが、この頃は結構この丸縁を遊び半分で着用していた。

 度が入っていないため、撮影専用ということで楽しんでいた次第。

 読者からの恐怖体験をもとに、室山まゆみ女史、たちいちハルコ女史、ちびにゃんね女史、おのえりこ女史らが、ショートショートの漫画にしてたものを筆者が解説する企画物だった。

 この頃から感じていたことだが、漫画のノリとテンポは少女漫画の方が勝っているということだった。

 案の定、今ではドラマの多くが少女漫画原作で占められ、青年漫画原作のドラマを上回っている。

 それにしても少々情けないのはTVドラマの脚本家で、漫画ばかり頼りにしないで、少しは自分たちでもヒットするドラマを書けないのかと言いたくなる。

 今思っても『ぴょんぴょん』の廃刊はもったいなかった。明るい少女漫画だっただけに、少女版コロコロコミックに発展すると思っていたのだが、非常に残念である。

 出版は水商売と同じ水物といわれるのはそのためだが、理屈どおりには行かない世界なのだ。

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