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飛鳥昭雄の漫画家人生
第38回  ティームコスモ会員証
 関西最大の漫画サークルだった「ティームコスモ」に所属すると、一人一人に会員証が送られてきた。

 私は初期の会員だったので、会員番号の「No.80248」は少し解せないが、ひょっとして再会員になった時のものかもしれない。

 ハッキリ覚えていないが、ティームコスモには何度か出たり入ったりしていた記憶がある。

 となると、「8」は「1978年」を示し、「0」は「・」、「248」は「248人目」ということだろう。

 私は、サークル活動的には、あまり活発な会員ではなかったように思う。
中核で関口会長を補佐していたのは、住本氏、ませだ氏等々で、私は自分の作品だけを描いていた。

 会員証にも明記されているように「ストーリー作品研究会」であり、オリジナルな独自性が要求される。

 パロディ漫画などは無かった時代だった。

「飛鳥昭彦」になっているが、「飛鳥昭雄」の一代前の名前である。

 もし飛鳥昭彦が漫画界で成功していれば、飛鳥昭雄の名は存在していない。

 実際、「少年ジャンプ増刊号」(集英社)や「月刊OUT」(みのり書房)では、飛鳥昭彦で漫画を掲載している。

 ところが、中々、花が咲かないので「ひこ」を「お」に変え、「コロコロ・コミック」(小学館)の「藤子不二雄賞」に『おれはMr.フリスビー』を応募し、初めて「あすかあきお」が登場したのである。

「飛鳥昭雄」が登場したのは、『超能力の手口』(ゴマ書房)からで、読みは同じで成人用のペンネームだった。

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