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第100回 『昭和B級文化の記録/まぼろし小学校』
 『昭和B級文化の記録/まぼろし小学校』(小学館)である。
この一冊の中に、昭和25年〜30年代の小学校が封印されていて、1ページ開くごとに記憶回路に電流が流される仕組みになっている。
買い食いの記憶からはじまり、紙芝居屋、駄菓子屋、そして近所にあった風呂屋まで思い出してくる。団塊の世代なら誰でも持っている集団の記憶が、スイッチ一つで全国共通の記憶としてよみがえってくる。
単なるオッサン・オバサンの昔話ではなく、「ぼくら」という言葉がまだ生きていた時代の、団結にも似た共通の記憶を持つことができる特権は、何物にもかえがたいものがある。
その後の世代の共通の記憶といえば、せいぜい「ドラクエ」や「ピカチュウ」、あるいは「チョロQ」や「ミニ四駆」だろうか。共通のゲームや玩具はあっても、横の広がりでは団塊の世代の共通の記憶の比ではなく、ピンポイントで狭い・・・・・・
それがいいかどうかは別にして、年老いたときの共通の話題は広いに越したことはない。
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