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第16回 『グリム童話のふるさと』
 『グリム童話のふるさと』(新潮社)である。
私は新潮社が発行する「とんぼの本シリーズ」は相当購入しているが、これもその内の一冊である。
グラビア中心のようで記事も多彩なので、とにかく「とんぼの本」は大好きだ。
『グリム童話のふるさと』を読んで、グリム兄弟が益々好きになり、ドイツの町々も実際に自分の目で見たいという気持ちになってくる。
今更ながらに思うことは、戦後復興を成したドイツと日本の何処が違うかを上げるなら、ドイツは古い建物を徹底的に文化財で残すが、日本は簡単に潰すということだ。石造りと木造の違いという短絡的なものではない。実際ドイツの家も多くは木造なのだ。
ヨーロッパ全体もそうだが、自分たちの都市計画に明確な基準を設けていて、違反するときは法で規制する。
グリム童話の世界は、ドイツの建物(田舎を含む)の景観と共に生きている。これはすばらしいことである。
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