◆ 『ひとりずもう(上)』
画版『ひとりずもう(上)』(小学館)である。
ご存知、さくらももこ氏の作品で、同名の書下ろしエッセイの漫画化だ。
いわば「ちびまる子ちゃん」の“その後”で、たまちゃん以外にも多くの登場人物が登場する。
これを読むと、なぜ日本で女性作家や漫画家が台頭し、男性作家すら凌駕しているかが分る気がする。
漫画とはいえ実に表現が繊細で豊か。男である筆者にも十二分に共感できるから不思議だ。
清少納言や紫式部といい、日本の女性は実に才能豊かですばらしい。
ある意味、日本は女性的な国なのかもしれない。従属や我慢は日本人の特性だが、女性の特性とも一致しているからである。
まあそんな分析は野暮というものだ。純粋に下巻を楽しみにしている。
 
 
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