◆『盗聴のすべて5』
回は『盗聴のすべて5』(三才出版)である。筆者の知り合いの中には、料亭や喫茶店に入ると必ず盗聴をチェックする御仁がいる。
別に神経が過敏というわけではなく、それが当然の世の中になったというのだ。
確かに秋葉原などに行くと、誰でも簡単に盗聴器を買えるし、組み立てられることが分かる。
盗聴は明らかな犯罪行為なのだが、それを面白半分でやるどうしようもない暇人が日本に激増する中、防衛する手段が必要になってくる。
そんな犯罪行為を許さず、刑務所に送り込むためにも、敵の手口を知っておけば警察に突き出すこともできるというわけだ。
社会犯罪を何とも思わない人間が輩出される日本では、プライバシーを守るには無防備ではいられない。■






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