◆『宮崎駿と庵野秀明』
崎駿と庵野秀明』(徳間書店)である。
NHKの衛星第2の「世界・わが心の旅」(後に地上波でも放映)と一部タイアップした本で、宮崎氏が拘るサハラ砂漠へ、紅の豚のように複葉機で向う企画が面白い。
日本テレビともタイアップしており、宮崎駿の人気の高さを窺える。
「月刊アニメージュ」(徳間書店)の企画で、『エヴァンゲリオン』の監督庵野秀明との対談もあり、本文は74ページと薄めだが内容は濃い。
1998年に『もののけ姫』と『エヴァンゲリオン』は、ほぼ同時に公開されたが、そのキャッチが前者は「生きろ」で、後者は「みんな死ねばいいのに」で対照的だ。
私が好きなキャッチは前者だが、後者を選ぶ若者が圧倒的に多くなってきたのを見る限り、世界が終る前兆が見えてきたと思わざるを得ない・・・・■







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