今回は別冊太陽の『子供の昭和史/おまけとふろく大図鑑』(平凡社)だ。 グリコのおまけ以来、子供はおまけが大好きだ。 今ではおまけのフィギュアが主で菓子が従になっている。 これは「ビックリマン」からだろうが、豊満の世代の遺産と思うと社会的にはあまりいい傾向ではない。 しかし、最近の精密フィギュアを見れば、いかにおまけが高尚になってきたからが分かる。 この本はそういう時代の流れを詳細に記録し、写真や当時の逸話を元に構成された時代の証人的図解である。 私的には、昔の月刊漫画誌に必ず付いてきた「組みたて付録」が大好きで、この本にも紹介されていたのが嬉しかった。■ |
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