◆『伝説マガジン』
今回のお勧めは『伝説マガジン』（実業之日本社）である！ とは言っても、私年代の団塊の世代でないと興味が沸かない類かもしれない。 「８マン」「宇宙エース」「デロリンマン」「ど根性ガエル」「１・２のアッホ」・・・等々が、新作、復刻を交えて読める漫画雑誌で、結構、新作がオトクという感じがする。 凄いのは、推定で１０万部近い売上を示していることで、近頃の新漫画雑誌の３万部弱と比較しても全く遜色が無いどころか、漫画雑誌として十分に成り立っていることだ。 できれば毎月発行してほしい。 この影響でなのか、講談社が『ジョー＆飛雄馬』を毎週復刻させているが、こっちの方は少しポイントがずれているという気がしてならない。 新世代を開拓するにはどうしても絵が古いし、旧世代を引き寄せるには、翌週の中身が分かっているのに“つづき”で盛り上げてどうする・・・という生煮え状態に陥っているからである。 読者はあくまでも旧作の新作を読みたいのだ！。■	NO.８