■「西部劇に強くなる本」も、月刊誌「少年」(光文社)の付録である。
昭和36年[1961年]8月号になっている。
筆者が11歳の頃だ。当時は日本中で西部劇がブームで、「ローハイド」、「ララミー牧場」、「ボナンザ」、「ブロンコ」、「シャイアン」、「アニーよ銃をとれ」、「名犬リンティンティン」、「幌馬車隊」、「ガンスモーク」、「ライフルマン」、「拳銃無宿」等々、TVが西部劇で占められていた頃だ。
その時代に登場した付録だけに、相当マニアックで、今のような有名番組追従の説明本などではなかった。
実在した開拓当時のガンマンやインディアン、保安官からならず者まで幅広く紹介し、拳銃の早撃ちの仕方などは、今読んでもよく説明されている。
こういう付録を、今の小学生は、読むことも、読む力も無いのではないだろうか?
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