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第62回
 「東日本大震災」で、地上波の地デジ化が、被災した東北で延期することが決まったようだが、全国に広がらせる必要はないのか?
 というのは、総務省が地デジ普及率を昨年9月段階で80%と発表し、2011年2月で94%を超えたという。が、霞が関のデータ等は嘘ばかりで、実際はまだまだ低いらしい。  
特に東京はUHFアンテナが無い家庭が多いため、なかなか進まないのが現実という。
 被災地に地デジ化を急ぐのは無意味だが、問題は今年の夏である。あまり知られていないが、クーラー設置と地デジ施工は、同じ"電気工事業者"が行うため、アナログ終了の7月24日は、クーラー設置とガチンコになる可能性がある。
 もし今年の夏も昨年同様に異常高温になるとすれば、命に関わるクーラーの方を地デジ化より優先せねばならない。
ならばバイトを増やすという理屈は使えない。電気施工業者は国の認可制で、国土交通大臣から指定を受けた試験をパスした者しか扱うことができない。
資格がないと携われないのだ。バイトにできることは、せいぜい資材運びや掃除程度で、地デジ化の駆け込みと、猛暑が始まると大変な事態に陥る可能性がある。
最もいい解決策は、アナログ放送を後半年先延ばしにすることだ。国土交通省が94%普及したというなら、アナログ停止時期を延ばしても一般家庭に迷惑は掛からないだろう。
(11/04/28)
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