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第121回 『JAPANシステムの偽装と崩壊/幸せを奪われた「働き蟻国家』
 今回は『JAPANシステムの偽装と崩壊/幸せを奪われた「働き蟻国家」日本』(徳間書店)である。
外国人ジャーナリスト二人の対談を、ライターがまとめて本にした物だが、最近はこの手の本が増えつつある。
おそらく4〜6時間程度の対談をテープにとり、フリーのライターが1冊にまとめるのだろうが、数時間労働で本ができるだけに、作家家業にすれば、これほど美味しい仕事はない。
最近では、昔のように「」の対談形式ではなく、ちゃんと1つの文章として流れていくだけに、素人目には作家が自分で文章を打ったように見える。
それで内容が濃かったら問題は無いが、多くの場合、どうしても薄くなる。編集部も楽なので、これからこういう形式の本が増えていくと思われる。
まあそれはそれとして、過激なタイトルのとおり、中身の文章も以下のように手厳しい。
「日本は属国以下、植民地に成り下がっている。」
「燃料は、政治的に全く無力化された働き者の中間階級(サラリーマン層)・・・・目的地は不明・・・・・ナビゲーターも存在していない。」
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