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飛鳥昭雄の漫画家人生
第75回 漫画「超時空戦士コンボット」
 1984年の「コロコロコミック」新年増刊号で描いた作品が『超時空戦士コンボット』(31ページ)である。

 副題に「第3惑星物語/エピソード1」とあるのは続編があるからだ。

 コンボットとはコンバット・ロボットの略称で、可変ロボット全盛時代だったので、そのギャグ版として登場させた作品だった。

 当時、これは完徹をして航空便でコロコロコミック編集部に送ったことを覚えている。

 まだ34歳で若かった(?)が、完徹は相当きつかった。

 昼までには東京に到着しないと落ちるため、朝8時に四天王寺の裏にあった航空荷物専門の会社に駆け込むように出した。

 本当にギリギリだったため、四天王寺の境内を必死に走った。

 おかげで校了には何とか間に合ったので無事に掲載されたわけだが、完徹+疾走+ストレスの三重苦だけが記憶に残る力作(笑)だった。

 その甲斐あって続編が作られるわけだが、この作品によってメカ好きの筆者の溜飲が下がった次第。

 いずれこういう作品も描いてみたいと思っている。

 漫画家に完全徹夜はつきものだが、だから漫画家は早死にするともいえる。

 若い頃に頑張りすぎた漫画家は、下手をすると60代でこの世とオサラバするというが、筆者は30代少し前で本格デビューしたので大丈夫とは思うのだが・・・・・。

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