◆ 『真実のイスラーム』
回は『真実のイスラーム』(学研)である。
 実際のイスラム教徒である著者が書き下ろした本だけに、内側から見たイスラムの本質が見えてくる。
 そういえば私の学生時代は、「マホメット」、「イスラム」だったが、今は「ムハンマド」、「ムスリム」と表記する本が多くなった。この本は間をとって「イスラーム」としているが、発音重視の昨今、国名のオーストリアも最近オーストリーへと変わり、さらにドイツ語発音表記に変わるかもしれないという。
 今や世界の5人に1人がイスラム教徒の時代、益々、注目されるイスラム教の実態を知るにはこの本は適している。
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