■『赤い星』は、1956年1月発行の「幼年クラブ」(講談社)の付録で、作者は谷川一彦氏である。
当時は保育園に通っていた頃で、今も、この本を読んで感じた思いを明確に覚えている。
漫画の吹き出しは全て平仮名とカタカナだが、どうも保育園の頃に、それらの字が読めていたのだ。
作風は手塚治虫的だが、内容も手塚氏に負けていない。今見てもよく描かれ、ラストも感動的である。
こういう作品を読んだため、SFが好きになったのだろう。

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