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 UMA 第11回
 1900年代も終わろうとしていた99年の末、渋谷の某所で、学研『月刊ムー』編集部主催による忘年会が大々的に開かれた。

 出席者の中には、南山宏氏、並木伸一郎氏、北周一郎氏、鬼塚五十一氏、志水一夫氏・・・そして私(飛
鳥昭雄)などの作家陣や、古文献の発行で有名な八幡書店 の社長をはじめとする、各出版社の代表が出席していた。

 99年の忘年会で極めつけは、歴代の『月刊ムー』の編集長が全員顔をそろえ、横一列に並んで挨拶したことだった。これは滅多に見られる光景ではない。
 なにしろ、私が社会デビューする前からの歴代編集長が、次々と挨拶しているのを見たとき、同時にその間の自分の人生も垣間見た思いがしたものである。

 初代編集長の森田静二氏(M)、二代目編集長の大森崇氏(O)、三代目編集長の太田雅男氏(O2)、四代目編集長の土屋俊介氏(S介)が、一緒にそろうことなど滅多にないはずだ。

 学研と一言で言っても、本社ビルから他のビルを含め、編集部ごとに別々の貸しビルに入っているケースが多く、同じ社員でも一堂に会するのは、そう滅多にないことのはずだ。

 それは講談社でも小学館でも集英社でも同じで、編集部が都内のあちこちに分散しているのだ。
 そういえば、現在、講談社は旧社屋を改築中なので、これから本社に戻ってくる編集部も多くなるかもしれない。
そのかわり、弟会社の光文社が、今の講談社の新社屋から斜め向かい側に移動してしまった。

 そういえば集英社も、神保町の他にも飯田橋の丘に大きな新社屋を建てたし、角川書店も千代田区に巨大な自社ビルを建て、前の場所から移動してしまった。徳間書店も数年前に、 新橋に巨大なビルを建てている。

 話を戻そう。
忘年会はいよいよ佳境へと入り、南山宏氏と一緒に話をしていた時、南山氏が私にこのように言った。
 「あなたは、とうとう日本で一番になったのだから、これから先も頑張って下さいよ」これには少々たまげた。
あの「UMA」と「オーパーツ」で押しも押されもしない大御所から、唐突にそのようなことを言われるとは、全く思わなかったからである。

 自分では、まだまだ大したことはないと思っていたが、以前の五島勉氏の言葉や、今回の南山宏氏の言葉から思うと、どうやらそうではないらしい。
あらためて、自分がとんでもない事をやらかそうとしていることを、大御所の言葉を通して実感できてきた次第である。

 全ての不思議世界を一つに統合することは、やっぱり大変な意味をもっているようだ。
言い換えれば、不思議世界の「世界統一」になるからである。
 確かに、一度やりはじめたからには、責任をもって最後までやり遂げねばならないだろう。
しかし、それと同時に、後を継ぐ人も徐々に育てながら、私がブルドーザーで荒仕上げした後、中仕上げ、上仕上げをする人材の登場が必要なのだ。

 前にもどこかで書いたが、私が特許を取り、その後の人々が実用新案を取っていけば、無限大に拡張していくことができる。
 あるいは同業の人たちが大勢現れ、私がまだ着手していない部分を完成させてくれるかもしれない。
それはそれで非常に助かることであり、労力を他のことに回すことができる。
 そんなアレコレを期待しながら、99年の『月刊ムー』の忘年会は無事に過ぎていったのである。

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