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 古代文明 第44回
 現代人は全て古代文明と関わっている。ルーツに関し一人として例外はないはずである。
 古代文明といえば、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明の「四大文明」をさすが、メソアメリカ文明、アンデス文明を含む「六大文明」をいう場合もある。さらに多い場合もあるが、それは以前に申し上げたので今回は割愛する。

 最近のDNA解析の進歩から、日本人のルーツが中近東と関係する事が分かりはじめた。しかし、科学はまだ「日本人=ヘブライ人」まで行き着いていない。ここでいうヘブライ人とは、世界的に知られているユダヤ人ではない。血統的ヘブライ人の意味のヘブライである。本当のヘブライ人は白人種ではないという意味だ。

 日本の男性の遺伝子にある特殊なYAP(−)は、現在、チベット人、釈迦族の子孫で発見されている。が、中国の「客家」でも発見される可能性がある。彼らは漢民族ではなく、風俗習慣は日本人と似ているからだ。
 それから中央アジアでYAP(−)の持ち主が多数発見される可能性もある。特に「〜スタン」と呼ばれる国のアジア系民族は、昔からヘブライ人の末裔とされてきたからだ。
 そういう中、アフリカでもYAP(−)が出てきた。だからといって、日本人がアフリカのネグロイドと親戚かというとそうではない。が、ある意味そうとも言える。理由は『旧約聖書』を見れば分かる。

 紀元前10世紀頃、栄華を誇ったソロモン王のもとに、アフリカからシェバ(シバ)の女王が訪れたと旧約聖書に記されている。シェバの女王はソロモン王の知恵と知識に感銘し、多くの貢物を差し出して帰国した。
 シェバの女王が治めていた場所は不明だが、一説ではエチオピアとされている。これがYAP遺伝子と関係がある。エチオピアでは、ソロモン王と女王の間に男子が生まれ、その子がエチオピア帝国の始祖メネリク1世になったと伝えているからだ。
 それが事実なら、父親から男子にしか継承されないYAP(−)遺伝子が、アフリカの男性から発見されてもおかしくない理屈になる。むしろ聖書と伝承が正確だった証拠となる。

 「ソロモン王は、シェバの女王に対し、豊かに富んだ王にふさわしい贈物をしたほかに、女王が願うものは何でも望むままに与えた。」(『旧約聖書』「列王記 上」第10章13節)

 シェバの女王がソロモン王に、子宝を与えて欲しいと願った場合、何でも与えると約束したソロモン王に拒否はできなかっただろう。まして、シェバの女王はイスラエルの神を信じたと記されているため、神の前で結婚したとも推測できる。

 「あなたをイスラエルの王位につけることをお望みになったあなたの神、主はたたえられますように。主はとこしえにイスラエルを愛し、あなたを王とし、公正と正義を行わせられるからです。」(「列王記 上」第10章9節)

 つまり、シェバの女王は改宗し、ソロモン王の妻の一人になった可能性が出てくる。古代において、モーセも多くの政略結婚をしていたと記されている。当時は現代と大分事情が違うということだ。

 参考までに、YAP(+)は日本では、東日本側のアイヌ(縄文人)と、西日本側の琉球民族(弥生人)で見つかり、南北アメリカ大陸のネイティブにも発見されている。
 このことからアイヌと琉球民族は、古代アメリカから海流に乗って太平洋を越えた人々と分かり、大和民族は、彼らを追いやった征服者(古墳人)だったと分かる。
 更に言えば、YAP(−)は、漢民族と朝鮮人に存在しない。わずかにあるとすれば、「日韓併合」や「日中戦争」の際、現地の女性に生ませた男子に限っては存在するだろう。

(10/06/29)
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