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飛鳥昭雄の漫画家人生
第95回 第9連結彗星・木星大衝突へのカウントダウン
 1994年6月発行の「少年ガンガン」(7月号)に、50ページの読みきり漫画『第9連結彗星・木星大衝突へのカウントダウン』を掲載した。
カラー表紙を付けてくれたので、編集部は相当に盛り上げてくれたようだ。
主人公は「俺葉岡留斗(おれはおかると)」という中学一年生、オカルト研究クラブ員だった。(カルトと間違わないように/笑)

 そこに、ニューバージョンの「サイ九郎」が登場し、そのサイ九郎のガールフレンドである「マコ」が加わった三人トリオで物語りは展開する。(第2作目も同様のパターン)
そのサイ九郎の叔父が天文学者の「宙馬博士」で、子供たちにわかりやすいように解説するスタイルである。

 当時、シューメーカー・レビー彗星が木星と衝突することが話題になっていたので、タイミング的にピッタリの企画だった。
一緒に載っていたのが、『ロトの紋章』(藤原カムイ)、『ライオンハート』(ゆでたまご)、『南国少年パプワくん』(柴田亜美)だった。

 じつは主人公の岡留斗くんのモデルは筆者の次男である。顔も体型もすべて次男から頂戴した。長男が次男の顔を描いたものを、そのまま拝借した次第。今見ても、あまりに当時の顔とソックリなので、ついつい微笑んでしまう。本人はいやだろうが・・・・・。

 ニューバージョンのサイ九郎は、かっこいい美形男子で、あすかあきおと組んでいるサイ九郎とはどう見ても別人である。 漫画なので、筆者の遊び感覚で描いたものだが、エニックス版のサイ九郎はガチガチの科学信奉者に仕上げた。
あすかあきおと組んでいるサイ九郎の別の一面を拡大させたキャラで、ある意味で、想像力が欠如したマニュアル人間の代表として描いた。

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