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飛鳥昭雄の漫画家人生
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第81回 ぴょんぴょん |
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昔、「月刊コロコロ・コミック」(小学館)が百万部を突破した勢いを受けて、少女漫画版コロコロ・コミックも出そうという話になった。
そこで元コロコロ・コミックの二代目編集長だった人に白羽の矢が当たり、少女版コロコロ・コミックを立ち上げることになったが、その少女漫画雑誌の名前は「ぴょんぴよん」である!
記念すべき第1号は1988年発行の1号(発売は87年12月1日)で、92年までの約5年間も発行され続けた。
筆者のことをよく知っていた編集長は、ある日、ちょうど「来・来・キョンシー」や「幽幻道士」でキョンシーブームになっていたので、中国版吸血鬼というか中国版ゾンビの「キョンシー」を企画したいと言ってきた。
そこで「ピョンシーちゃん」と一緒に絡めようと100近いキョンシー情報を満載した原稿を書き上げたのが「世界のキョンシー伝説」だった。
88年の第5号(10月1日発行)にそれが掲載されたが、内容は「ベビーキョンシーは2種類いる!?」「キョンシーに十字架は効くの?」「日本にもいたキョンシーの仲間!!」「キョンシーに間違われた男!?」等々、筆者なりにも結構もり上がって仕事をさせてもらった。
調子に乗って「あ・な・た・の・キョンシー度チェック!!」も企画の中でやってみた。そこでは「あなたはギョウザが好きですか?」「朝起きるのは嫌いですか?」「パンダが好きですか?」「ニーハオの意味が分かりますか?」「ケンカで相手を噛んだことがありますか?」「体育で幅跳びが得意ですか?」等々に答え、その結果によって、ぴょんぴょん編集者レベル、キョンシーレベル、ベビキョンレベル、死体レベルとアップしていくという怖ろしい内容である。(笑)
この企画による少女たちの反応がよかったせいで、その後もぴょんぴよんの企画物ページを幾つか引き受けることになる。
しかし、結局「ぴょんぴょん」は92年10月号(9月1日発売)をもって惜しまれつつ廃刊されるが、幾つかの漫画作品は、そのまま「ちゃお」(小学館)へと移って活躍がつづいた。■ |
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