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飛鳥昭雄の漫画家人生
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| 第７４回 漫画「ニューヨーク東8番街の奇跡」 |
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１９８７年１２月の「コロコロコミック・新年増刊号」に『ニューヨーク東８番外の奇跡』が掲載された。
スティーブン・スピルバーグが監督したハリウッド映画『ニューヨーク東８番外の奇跡』の漫画化である。
筆者は、漫画の構成と作画を受け持った。
これが正月映画として全国で公開されるので、筆者はその２カ月前に試写会に行って必要な資料を集めた。
企画物だったが、私的には結構楽しくやれた仕事だった。
とにかく漫画編集部というところは様々な企業からいろんなものが送られてくる。
映画の無料チケットから、自衛隊の訓練招待状、玩具の無料サンプル、アイドルのサイン色紙・・・・・と様々なのだ。
あすかあきお版の『ニューヨーク東８番外の奇跡』は、映画と様々な箇所で異なった内容になっている。
だから、増刊号が発売された後で、子供たちから「漫画が面白かったので映画に行きましが、ストーリーがちがっていました」という内容の手紙を結構受け取った。
漫画を見て面白いと思ってくれたので良かったが、映画と全く同じでは３１ページには収まらない。
そのためどうしてもアレンジをせねばならないのだが、コロコロ風にアクションを多用したので、映画の方がおとなしく見えた可能性もある。
こういう企画物は制作会社にも記念で贈られるので、案外、スピルバーグの事務所に並んでいるかもしれない。■ |
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サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄公式サイト
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