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飛鳥昭雄の漫画家人生
第37回  漫画祭典76
  1976年7月、私の26歳の頃、「ティーム・コスモ」が漫画研究会「オーディーン」と組んで、神戸で『漫画祭典76』を開催したことがある。

 これは当時では画期的なことで、7月21〜26日までの1週間、生田区の公会堂を貸しきって行われた。

 後援が集英社「少年ジャンプ」、講談社「少女フレンド」で、協力が秋田書店「プリンセス」、小学館「少女フレンド」、少年画報社「少年キング」だった。作画グループも協力している。

 今の「コミケ」に比べたら・・・という声が上がるかもしれないが、小さな200人規模の「ティーム・コスモ」が中核となって、日本で初めてビッグイベントを開催したことが歴史的なのだ。

 更に、この祭典には副題がついている。「漫画創作者のつどい」だ!
今のコミケのようにパロディで遊んでいるレベルではなく、1から全て自作の漫画で勝負する者たちのイベントという点だ。

 アニメ上映や講演会も行なわれ、多くの編集部が来て盛り上がっていた。

 これがティーム・コスモの絶頂期だったように思う。

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