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飛鳥昭雄の漫画家人生
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第32回 音楽教室 |
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昭和50年(1975年)頃、私は大阪府高槻市にある「西武タカツキ」で、文化教室を開いていた。
高校の音楽教師から誘いを受け、「漫画・イラスト教室」を立ち上げて、毎週一度の割で一時間以上電車に乗って教えに行っていた。
その中の一人が、少女漫画家であり、童話作家として有名になった「おーなり由子」さんである。
当時彼女は小学生。才能は光に光っていた。
その頃に、音楽教室用の会報として描いたのが、このイラストである。
当時は、女性漫画家の水森亜土が流行っていたので、同じような絵柄になったが、典型的70年代の絵である。
おそらく同世代の者が見れば、70年代の臭いを感じ取るはずだ。
永島慎二などもこういうイラストっぽい漫画を描いていた。
たしか音楽教室用のTシャツの絵も作って、原稿料を頂戴した記憶がある。
西武タカツキ時代、私は一度漫画家を諦めて仕事についたが、やはり漫画を諦められず、途中で漫画家を目指して再び活動しはじめることになる。■ |
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