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飛鳥昭雄の漫画家人生
第16回  原子力潜水艦シービュー号
 「原子力潜水艦シービュー号」と聞けば、団塊の世代後半の男子では知らない者はおそらくいるまい。

 ネルソン提督を中心に、クレーン艦長やモートンが大活躍するSFドラマで、1964年12月から全国ネットで放送されていた。

 巨大でカッコイイ原子力潜水艦が、宇宙人や海底の怪物と戦う様子は胸をわくわくさせた。

 時にはフライングサブで空中を飛び、小澤さとる氏の「サブマリン707」もこのドラマが下地だったと思う。

 私も、15歳の中学三年生の時、教室に4回に分けて連載掲示したのがこの作品だ。勿論、アメリカに許可などとっていない(笑)

 学校の先生も大喜びで毎回読んでくれ、PTAも文句は言わなかった。(勿論、知らなかっただけだろうが)

 おかげで「私=将来漫画家」がで周囲から決められてしまった。

 そのせいか、32ページを描き上げ、読みきり作品として完成した。

 カラーページも3枚あったので当時の私とすれば上出来だったと思われる。

 中学1年で「チップピーター」、中学2年で「宇宙植民地101号」を描いて漫画賞に応募し、合間に学校用に漫画を描き、どうでもいい作品も描きながら、それでも友達とけっこう遊んでいたし、女の子とデートも繰り返していた。

 本も漫画本も読みあさったし、TVも10時過ぎまで毎日見ていた。

 なのに一体いつ頃どうやって勉強していたのだろうか・・・・・そういうゆったりと流れていた最後の大らかな時代だったのだろう。

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